Tongue Pressure × Cognitive Function

舌圧ぜつあつを保つことは、
認知機能にんちきのうを守ることにもつながる

「舌圧」と「認知機能」の関係は、近年の老年医学や歯科保健の分野で注目されています。
舌の筋力が維持されている人ほど、認知機能が低下しにくいという報告も多く、
その背景には「脳への刺激」「咀嚼・栄養」「オーラルフレイル」の3つの視点があります。

1. 脳への直接的な刺激(感覚・運動入力)

脳への直接的な刺激

舌は「体の中でも非常に繊細な筋肉」の一つで、緻密な神経ネットワークで脳とつながっています。
舌を動かすこと自体が、脳への良い刺激になりやすいと考えられています。

脳の活性化

舌を複雑に動かして、噛む・飲み込む・話すといった動作を行うと、 脳の広い範囲(感覚野・運動野など)に刺激が入りやすくなります。

神経の通り道(舌下神経)

舌を動かす指令に関わる「舌下神経」などは脳幹と深く関係しています。舌をしっかり使う習慣は、脳への入力を保つリハビリ的な意味合いもあります。

ポイント: 「舌を使う=口の中だけの運動」ではなく、脳への感覚・運動入力を保つ行動でもあります。

2. 「噛む力」と「栄養摂取」の質

「噛む力」と「栄養摂取」の質

舌圧が低下すると、食べ物を歯の上に運ぶ・まとめる・飲み込みやすくする動きが弱くなり、 咀嚼や嚥下の質が下がりやすくなります。

咀嚼そしゃくの低下

咀嚼の低下

よく噛めない状態が続くと、脳への血流や刺激が減りやすくなります。
「噛む」動作は、記憶に関わる脳の働き(海馬の活性化)にも関係するとされ、 舌圧低下はその前提となる咀嚼の質に影響します。

栄養不足(低栄養)

栄養不足(低栄養)

舌圧が弱いと、硬いものを避けて柔らかい炭水化物中心の食事になりがちです。
タンパク質やビタミンなどが不足すると、脳の健康維持に必要な栄養バランスが崩れやすくなります。

補足: 「食べにくい」「むせやすい」が続く場合は、舌圧だけでなく嚥下機能全体の評価も大切です。

3. オーラルフレイル(口の衰え)の連鎖

オーラルフレイル(口の衰え)の連鎖

「オーラルフレイル」は、口の機能がわずかに衰えた状態のことです。
小さな変化が、食事・会話・外出の減少につながり、認知機能低下の入り口になることがあります。

社会的孤立

栄養不足(低栄養)

舌圧が下がると、滑舌が悪くなったり、会話に自信がなくなったりしやすくなります。
その結果、外出や人との交流を控えるようになり、脳への刺激が減ってしまうことがあります。

負のサイクル

負のサイクル

舌圧低下 → 食べこぼし・むせ・滑舌悪化 → 外出を控える → 脳への刺激が減る → 認知機能の低下、という流れが起こることがあります。

オーラルフレイルの流れ(例)

  1. 舌圧が下がる
  2. 食べにくい・話しにくいが増える
  3. 食事内容・会話・外出が減る
  4. 刺激・栄養・活動量が低下する
  5. 認知機能の低下につながりやすくなる

4. 舌圧を鍛えることが「脳の防衛」になる

フェイスラインボトルでのトレーニングや、舌を意識して動かす習慣は、 美容や誤嚥予防だけでなく、将来の認知症予防(脳トレ)という側面も期待されています。

フェイスラインボトル活用

舌の押し出す力(舌圧)を鍛え、日常的に脳への入力を維持しやすくします。

フェイスラインボトル
  • 短時間でも「毎日」継続する
  • 強くやりすぎず、無理のない負荷で行う
  • 姿勢を整えて鼻呼吸を意識する

日常で舌を使う習慣

話す・噛む・飲み込むを丁寧に行うことも、舌と脳のトレーニングになります。

舌のトレーニング
  1. 食事はよく噛んで食べる
  2. 舌を上顎につける姿勢を意識する
  3. 会話の機会を増やし、口をしっかり動かす
  4. 唾液を飲み込む動作を丁寧に行う

期待できる効果

  • 脳血流のアップ:舌を力強く動かすことで、脳への血流促進が期待されます
  • 嚥下機能の維持:最後まで自分の口でおいしく食べることを支えやすくなります
  • 会話・交流の維持:口の機能を保つことは、社会的なつながりの維持にも役立ちます

まとめ・興味深いデータ

認知機能と舌圧のまとめイメージ

ある研究では、「残っている自分の歯が少ない人」や「舌圧が低い人」は、 そうでない人に比べて認知症の発症リスクが高い傾向がある、という報告もあります。

いびき、逆流性食道炎、難聴、そして認知機能。
一見バラバラに見えるこれらの問題が、すべて「舌の力(舌圧)」という一本の線でつながっている点は、とても重要な視点です。

  • 舌圧の維持は、脳への刺激・食事・会話の質を支える土台
  • オーラルフレイル対策は、認知機能の維持にもつながる可能性
  • 日々の舌トレは、将来の「脳の健康」への投資にもなり得る
注意: 効果の感じ方には個人差があります。認知機能や嚥下に不安がある場合は、医療・歯科・リハビリ専門職への相談もご検討ください。

舌圧やトレーニングに関するご質問・ご相談は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
継続しやすい方法や日常での取り入れ方もご案内します。

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