Tongue Pressure × Hearing

舌圧ぜつあつ難聴なんちょうは、
耳管じかん嚥下えんげでつながっている

「舌圧」と「難聴」という組み合わせは意外に思われるかもしれませんが、
実は医学的にも関係が指摘されることがあります。
キーワードは「耳管(じかん)」と「嚥下(飲み込み)」。なぜ舌の力が耳に影響するのか解説します。

1. 舌と耳をつなぐ「耳管じかん」の仕組み

耳(中耳)と喉(鼻の奥)は「耳管」という細い管でつながっています。
耳管には「耳の中の圧力を調整する」という重要な役割があります。 通常は閉じていますが、ある動作をした瞬間に周りの筋肉が動いて耳管が開き、気圧が調整されます。

耳管

耳管が開きやすい動作

  • 唾液や食べ物を飲み込む(嚥下反射)
  • あくびをする
  • 顎を動かす
補足: いわゆる「耳抜き」は、耳管が開いて圧が調整される感覚に近いものです。

2. 舌圧が低いとなぜ聞こえが悪くなるのか?

耳管じかん開放の不全(耳の詰まり感)

嚥下の際、舌を上顎に押し付ける力(舌圧)がしっかり働くことで、 喉の奥の筋肉(口蓋帆張筋など)が連動して動き、耳管を開かせます。
舌圧が弱いと連動がスムーズに行われず、耳管がうまく開かなくなります。結果として耳の中が陰圧になり、 鼓膜が動きにくくなって音がこもって聞こえる(難聴のような症状)を引き起こすことがあります。

低位舌ていいぜつの影響

舌圧が低い人は、舌が下の歯の方に落ちている「低位舌」になりがちです。
低位舌は口呼吸につながりやすく、喉の奥に炎症が起きやすい(上咽頭炎など)リスクを高めることがあります。 鼻の奥(耳管の出口付近)がむくんだり炎症を起こしたりすると、耳管の機能がさらに悪化し、 滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)の原因になることもあります。

「耳の環境」が悪化しやすくなる

口呼吸が続くと鼻・喉の乾燥や炎症につながりやすく、 耳管周りの粘膜環境が悪化しやすいと言われます。
舌の正しい位置(上顎)を意識することは、鼻呼吸を助ける土台になります。

注意: 急な難聴、強い耳痛、めまい、発熱を伴う場合は早めに医療機関へご相談ください。

3. 舌を鍛えることで期待できる「耳」への効果

高齢者の方などで「補聴器を検討していたが、舌のトレーニングを始めたら聞こえが改善した」という事例も報告されています。

耳の詰まり感の解消

耳の詰まり感のイメージ

飲み込む力が強くなると、耳の気圧調整がスムーズに行われやすくなります。

滲出性中耳炎しんしゅつせいちゅうじえんの予防

滲出性中耳炎の予防イメージ

嚥下運動により、中耳に溜まった液体が排出されやすくなることがあります。

鼻呼吸の促進

鼻呼吸の促進イメージ

舌が上顎に付く習慣は鼻呼吸を助け、耳周りの環境を清潔に保ちやすくなります。

4. 効果的なトレーニング

「フェイスラインボトル」や「あいうべ体操」は、耳管に関わる筋肉を刺激するのに適しています。
あわせて「舌を上顎に押し付けるトレーニング」も取り入れると、耳の奥で変化を感じることがあります。

あいうべ体操

お口全体の筋肉を動かし、嚥下に関わる動きをサポートします。

あいうべ体操
  1. 「あー」と口を大きく開く
  2. 「いー」と口を横に広げる
  3. 「うー」と口を前に突き出す
  4. 「べー」と舌を突き出し、下に伸ばす

※痛みが出る場合は中止し、無理はしないでください。

フェイスラインボトル(舌圧トレ)

舌を上顎へ押し付ける力(舌圧)を鍛え、耳管周りの連動を助けます。

フェイスラインボトル
  • 短時間でも「毎日」を優先
  • 強くやりすぎず、負荷は徐々に
  • 痛み・違和感があれば中断

フェイスラインボトルの使い方

耳管に関わる「上顎押し付け+嚥下」練習

舌全体を上顎の裏側に「ピタッ」と吸い付けた状態で、ゆっくり唾液を飲み込む練習をします。
耳の奥で「パチッ」と音がすることがあります。これが耳管が開いた合図になることがあります。

耳管に関わる「上顎押し付け+嚥下」練習
  1. 舌先をスポット(上の前歯のすぐ後ろのふくらみ)に当てる
  2. 舌全体を上顎に吸い付ける(口は自然に閉じる)
  3. そのまま唾液をゆっくり飲み込む
  4. 終わったらリラックスして呼吸を整える

※耳や顎に痛みが出る場合は中止してください。

ポイント: 舌の正しい位置(上顎)と鼻呼吸の習慣は、耳管周りの環境を整える土台になります。

まとめ

まとめイメージ

「聞こえにくい」原因が耳そのものではなく、
「舌の筋力不足による耳管の機能不全」であるケースも少なくありません。

  • 耳管は嚥下などの動きで開き、耳の圧を調整します
  • 舌圧低下で連動が弱まると、耳の詰まり感やこもり感につながることがあります
  • 低位舌・口呼吸は炎症リスクを高め、耳管機能を悪化させる要因になり得ます

もし現在、耳が詰まった感じや、自分の声が響くような違和感がある場合は、
舌圧を意識したトレーニングが解決のヒントになるかもしれません。
当サイトでは、フェイスラインボトル使用後4か月後くらいから難聴が改善した実例も確認しております。

補足: 効果の感じ方には個人差があります。症状が強い・長引く場合は医療機関での評価も重要です。

舌圧やトレーニングに関するご質問・ご相談は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
継続しやすい方法や日常での取り入れ方もご案内します。

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