舌圧が低下すると「噛みやすくなる」理由
舌圧(ぜつあつ)が低下すると、舌や頬など口の中を噛んでしまう頻度が高くなることがあります。
大きな要因は、次の2つです。
主な要因(2つ)
- 舌のコントロール能力の低下(動きの遅れ・感覚のズレ)
- 舌の位置・むくみによるスペース不足(低位舌・舌の肥大化)
ポイント: 噛んでしまうのは「不注意」ではなく、舌の筋力や位置・口腔内スペースの条件が重なって起こる場合があります。
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Tongue Pressure × Biting Tongue / Cheek
舌圧(ぜつあつ)が低下すると、舌や口の中を噛んでしまう頻度が高くなることがあります。
原因の中心は 舌のコントロール能力 と 口の中のスペース(位置・むくみ)。
ここでは仕組みと対策を、やさしく整理して解説します。
舌圧(ぜつあつ)が低下すると、舌や頬など口の中を噛んでしまう頻度が高くなることがあります。
大きな要因は、次の2つです。
主な要因(2つ)
ポイント: 噛んでしまうのは「不注意」ではなく、舌の筋力や位置・口腔内スペースの条件が重なって起こる場合があります。
舌は、非常に精密な動きをする筋肉の塊です。
舌圧が低下している状態は、舌の筋力が弱まっているサインでもあり、噛むリスクが上がることがあります。
本来、食べ物を噛むとき、舌は歯に当たらないように瞬時に形を変えたり位置を移動させたりします。
しかし筋力が低下するとこの動きが遅れ、歯の間に舌が取り残されて噛んでしまうことがあります。
舌の筋肉が弱まると、口の中のどこに何があるかという感覚(固有受容感覚)が鈍くなりやすいと考えられます。
その結果、噛むタイミングと舌の動きがズレやすくなります。
舌圧が弱くなると、舌が適切な位置(上あごに吸い付くような位置)に収まりにくくなります。
すると口腔内のスペースが取りづらくなり、舌や頬を噛みやすい条件が重なることがあります。
筋力が弱いと、重力に従って舌が下の歯の裏側へ落ち込みやすくなります。
この状態では舌の縁が歯の近くに配置されやすく、不意に噛んでしまうリスクが上がります。
筋肉が十分に使われないと血流やリンパの流れが滞り、舌がむくんで一回り大きくなることがあります。
鏡で見たときに舌の縁に「歯型のギザギザ」がついている場合、舌が口の中で窮屈になっているサインで、
舌や頬を噛みやすい状態の一因になります。
セルフチェック: 「舌の側面に歯型がつく」「頬の内側に噛んだ跡がよくできる」場合は、舌の位置・むくみ・噛み合わせの要因が重なっている可能性があります。
舌や口内を噛むこと以外にも、舌圧が低下している場合は次のような兆候がみられることがあります。
舌で食べ物を喉の奥へ送る力が弱まり、食塊(しょっかい)がまとまりにくくなることがあります。
サ行やタ行など、舌を上あごに押し当てて作る音が発音しにくくなることがあります。
放置すると、将来的に誤嚥(ごえん)などのリスクが高まる「オーラルフレイル」へつながる可能性があります。
低位舌になりやすいと気道が狭くなり、睡眠中の呼吸のしやすさにも影響することがあります。
舌の筋力や位置の改善は、噛みやすさの軽減につながる可能性があります。
まずは無理のない範囲で、日常に取り入れやすい方法から始めるのがおすすめです。
「あいうべ体操」や、舌を上あごにしっかり押し当てるトレーニングなどで、
舌の筋肉を使う機会を増やすことが有効です。
継続して、舌が上あご側に収まりやすい状態を目指します。
もし頻繁に噛んでしまうようであれば、歯科医院で舌圧測定(専用器具を用いた検査)を受け、
現状を数値で把握するのがおすすめです。
「どれくらい弱いのか」がわかると、対策の方向性が定まりやすくなります。
舌圧トレーニングは、口腔機能の維持だけでなく、呼吸・姿勢・睡眠の見直しにもつながります。
毎日の習慣として無理なく取り入れ、継続していくことがポイントです。
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継続しやすい方法や日常での取り入れ方もご案内します。
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